
紀州(現在の和歌山県)の庄司に清姫という名の娘がいた。ある日旅の僧侶がこの家に宿を借りにきた。この僧侶名を安珍といい大変な美形で、清姫はたちまち一目惚れした。だが僧侶の身であるのでと断ったが、恋は盲目というか・・・清姫の安珍に対する気持ちはハンパじゃなかった。断るすべを持たない安珍は、天童山道成寺に駆け込み難を逃れようと釣鐘の中に隠れたが,執念で蛇身になった清姫は、釣鐘を七回半巻いて安珍ごと焼き溶かしてしまった。そのことを悔いたのかどうか・・・清姫は、入水して姿を消したとさ。
後日談 その後、釣鐘建立(作り直して)供養の時、化けて出て釣鐘を溶かそうとしたとか・・・